又木祐治のスポーツニュースブログ

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始球式はなぜ空振りをするか

みなさんはプロ野球を見に行ったことはありますか?
試合の開始前に誰かが始球式を投げます。
そこそこよい球を投げる方もいれば、あきらかにボール球を投げる方もいます。
又木祐治が一番驚いたのは、野球経験者の芸人がプロ顔負けの早い球を投げたときです。
甲子園常連校の野球部出身ということもあり、普通の人とは違いますが、現役から何年も経っているにもかかわらず、とても良い球でした。

そんな始球式で絶対変わらない行動があります。
それは、1番打者の選手が空振りをすることです。
どんな良い球が来ても、手前でワンバウンドする明らかなボール球でも空振りをします。

では、なぜ始球式で空振りするのか知っていますか?

「え?そういうものじゃないの?」

と思った方、違います。

実は、始球式での空振りは日本で生まれたとされています。
早稲田大学の創設者でもある大隈重信が行った始球式がはじめてと言われています。

大隈重信が始球式でストライクゾーンを大きく外しました。
そのとき打席に立っていた早稲田大学1番打者の山脇正治(やまわき まさはる)選手が大熊大先生の球をボールにしてはいけないと考え、わざと空振りをしてストライクにした。
これが空振りのはじまりだといわれています。

このとっさの行動がのちの始球式になったのです。

この山脇選手は、とっさの判断で窮地を乗り越えました。
おそらく、常に不測の事態が起きることを想定して、考えて行動していたのかと思います。

又木祐治もこういったとっさの場面で相手を配慮できるような臨機応変な対応ができる人を目指したいなと思います。