衝撃的なニュースを見た。
サッカーのイラン代表選手が、帰国後に死刑の可能性があると報道されたのだ。
死刑の判決や執行がある国を、人口ベースに考えると50%以上の多数派だが、死刑に対するマイナスなイメージを持つ人も多くいる。
イランも、日本と同様死刑の判決がある国だが、イスラム教国家であるため、日本では考えられないような同性愛などもイスラム法に基づいて執行される。
今回問題となっているのは、又木祐治も見たことがあるヒジャブという髪の毛を覆い隠す着用法が不適切だったとして道徳警察に逮捕されその後死亡したマサ・アミニさんの事件をきっかけとして、試合前の国歌斉唱を拒否し、イラン国内での反政府デモに連携を示したことだ。
イランの選手の中でも、イラン国内での女性の権利や基本的な自由を守る為に声を上げたアザダニ選手がSNSに死刑の可能性もあるとあげており、話題となっている。
アザダニ選手の家族が現地警察からの圧力を受けている等の報道もあり、情報は錯綜している。
イランでは過去にも政権批判の言動をとったスポーツ選手を処刑したことがあるとアメリカのザ・サンが紹介している。
サッカー選手のほかに、レスリングやバレーボールの選手なども処刑されているという。
スポーツの世界大会の時に行動を起こすと、世界から注目され社会問題としてとりあげられるのは非常に良い事だと思うが、選手本人の命は一番に守ってもらいたい。